この記事はバリ島などでたまに見かける日本人ガイドの違法性について紹介したものです。
バリ島で日本人などの外国人が観光客のガイドを行うのは許可されておらず、違法就労とされる可能性が大です。
バリ島移住での生活費をどうやって稼ごうか、考えている方にぜひ読んでいただきたいと思います。
海外でガイドをお願いするのなら、同じ日本人のガイドの方が、言葉も通じるし安心ですよね。
だから、日本人ガイドをリクエストする旅行者も、そんな旅行者相手にガイドをしたいという在住者もいます。
しかし、バリ島で日本人は観光ガイドはできません。
なぜなら、違法行為だからです。
なぜ、日本人がバリ島で日本人観光客のガイドをすることが違法行為なのか。
また、そのような事をしたら、どうなるのか?
ということをこの記事で紹介します。
この記事を読んで頂ければ、日本人ガイドの違法性やリスクについて理解できます。
バリ島移住者で、気軽に観光ガイドをしようと考えている方、この記事を読んでもう一度考え直してください。
さもないと、警察に逮捕され、最悪国外退去になる事もあります。
そんなリスクを避けて、楽しいバリ島移住生活を送りましょう。
記事の内容を簡単にYouTubeでまとめて説明しています。記事を読む時間の無い方、通勤途中電車の中などで情報収集をされている方、ぜひYouTubeをご覧ください。
目次
バリ島での日本人ガイドはなぜ違法行為なのか?
バリ島で日本人が観光客相手にガイドをすることは違法行為です。
ここでは、なぜしれが違法行為なのかを紹介します。
観光ガイドに必要なガイド免許が取れない
バリ島でガイドを行うには州政府発行のガイド免許が必要です。ガイド免許がなければガイドはやってはいけないと決められています。
しかし、このガイド免許、外国人には発行しておりません。
それは、自国民の雇用確保と、バリ島の正しい文化、歴史を観光客に伝えるためです。
でも、ガイド免許がないガイドも沢山いるのではないか?
確かに、無免許のガイドもいますが、それは慢性的なガイド不足のため、やむを得ず目をつむっているという事情があるからです。
しかし、自国民は見逃しても、外国人は見逃してはくれません。外国人がガイドをしていたら、かなりの確率で検挙されます。
労働許可、就労ビザが取れない
もちろん、承知かと思いますが、バリ島で仕事をする、収入を得るためには労働許可、就労ビザが必要です。
許可やビザなしで仕事をしたら不法就労になるんですね。
さらに、労働許可には業務種類が規定されており、それ以外の仕事をすると、これもまた不法就労になるんです。
では、日本人でもガイド業で労働許可、就労ビザを取れば問題ないのではないのでしょうか?
残念ながら日本人はガイド業で労働許可、就労ビザは取れません。
なぜなら、ガイド免許が取れないからです。
労働許可、就労ビザがない状況でガイドの仕事をしたら、不法就労となってしまいます。
法律に抵触したらどうなるのか
このように日本人はバリ島でガイドをすることは法律で禁じられています。
では、もしガイドをしているのがばれたらどうなるのでしょうか?
基本的に罰金刑になります。
いくら取られるかはケースバイケースで、はっきりはわかりませんが、数十万円レベルで取られると思います。
また、何度検挙されてもやめないとか、多額の収益を得ているなどと、悪質な場合は、ビザ失効の上国外退去、さらに再入国拒否といった事も考えられます。
日系の旅行会社のツアーで日本人ガイドがいたけど?
その方は、ガイドではなく現場責任者だと思いますよ
ツアーの監督や管理のために、旅行会社のマネージャーやアドバイザーがツアーについてくることがあるそうです。
もし、そのような日本人スタッフがいたとしても、必ずインドネシア人ガイドが別についているはずです。
日本人は法律でガイドはできません。見つかったら罰金刑や国外退去となります。でも、見つからなければ?と考えるかもしれませんが、そんなリスキーな事はやめておきましょう。
日本人ガイドを紹介しているWebサイトは違法ではないのか?
Webサイトの中には、現地ガイドを紹介しているものがありますが、その中には在住日本人も現地ガイドと紹介しているものもあります。
このようなサイトは違法ではないのでしょうか?
サイトはあくまで紹介・マッチングのみ
運営されている紹介サイトの規約などを見ると、サイトはあくまで現地ガイドと旅行者のマッチングを手伝っているだけとなっています。
中には正規インドネシア人ガイドも利用しています。
また、Web上で質問に答えたり、おススメの観光地を紹介するだけという場合もあり、これは違法行為にはなりません。
サイトの利用規約には、実際の利用に際しては、現地法律を順守することと記載されています。
つまり、サイトは紹介するだけなので、違法行為があってもそれは利用者同士の問題なのでサイトの責任は無いという立場です。
紹介される現地ガイドに責任がかかりますので、ご利用の際はしっかりとリスクを考えて使いましょう。
一部の国では外国人もガイドができる
例えば、オーストラリアなどでは外国人も正規手続きを踏めば現地ガイドができます。
そのような国で日本人ガイドを使ったことがある人なら、バリ島で日本人ガイドがいても何ら不思議に思わないでしょう。
というか、普通の観光客なら日本人ガイドは違法という事は、全く思わないでしょうね。
事実、よく日本人ガイドを紹介してほしいという話を聞きます。
日本のガイド法が改正された
改正通訳案内士法が平成30年1月4日に施行され、通訳案内士の業務独占規制が廃止され、資格を有さない方であっても、有償で通訳案内業務を行えるようになりました。
詳細はこちら>>通訳ガイド制度 | 国土交通省官公庁
これまで日本でも外国人をガイドするには通訳案内士という資格が必要だったのですが、法改正により資格を持たなくても外国人へのガイドが可能になったのです。
ちなみに無償(ボランティア)だったら、これまでも無資格者のガイドが認められていました。
これは、東京オリンピックで大量の外国人が訪日される対策と言われています。
このことにより、日本を訪れる外国人と、日本人ガイドのマッチングサイトが急増しました。
その流れで、日本人観光客と外国に在住している日本人ガイドとのマッチングサイトも増えたと予想します。
観光客に現地の日本人ガイドを紹介するサイトが増えましたが、そのサイトを利用して実際に現地でガイドをすると違法行為になるという事をしっかりと理解してサイトを利用してください。
日本人によるガイドはどこまで合法か?
在住日本人による観光ガイドはビザやガイド法の関係で違法行為になります。
しかし日本から来た友人と一緒に観光地に行ったりレストランで食事をするのも違法行為でしょうか?
違法行為となるラインについて説明します。
無償ガイドはOK
基本的に収入を得ない、無償のガイドならOKと言えます。
- 一緒にレストランやカフェ、クラブなどに行く
- 一緒にショッピングセンターに行く
- 一緒にサーフィンやラフティングなどアクティビティに行く
このような事を無償で行うのは問題ありません。
また、食事をおごってもらう、アクティビティなどのお金を出してもらう、お土産をもらう、と言った事も大丈夫でしょう。
ただし、無償といっても、それが毎週とか頻繁に行っていたら、怪しまれるかもしれません。
いくら日本からの友人と言っても、毎週毎週友人が来るのはちょっと普通じゃないですからね。
そんなの、わからないよ!
いや、現地のガイドは結構見ていますよ。
ガイドたちの間で、話題になると、警察やイミグレも動きますから、わからないと勝手に決めつけてはいけませんよ。
Web上での相談ならOK
インターネットなどで旅行相談を受ける。
スケジュールを立てたり、おススメを紹介する。
このような事でしたら、問題ないでしょう。
もし、報酬が発生したとしても、報酬をバリ島で受け取るのではなく日本の銀行口座に振り込まれるのなら、大丈夫です。
日本の仕事をバリ島で行っているノマドと同じ扱いになります。
ただし、スパなどの予約代行は注意が必要です。
予約のコミッションをスパなどから受け取ると、それは業務とみなされます。
もし、お客さんに口止めをしても、スパから漏れることもあり得ます。
予約代行はやめておいた方がいいでしょう。
観光地での案内は危険
観光地に日本人旅行者を連れて行き、案内する行為は大変危険です。
観光地には、警察(官公庁の取締官)がいたり、周りのガイドから密告されることもあります。
特に、頻度が多いと確実に報告され検挙されます。
無償行為だからと言っても、観光地でのガイドは控えた方がいいでしょう。
しかし、どうしても観光地のガイドをしなくてはいけない、あるいは本当に友人が遊びに来ているといった場合は、どうしましょう?
その場合は、在住者は駐車場など車の中で待っていて、観光客だけ観光に行かせてください。
万一、観光客が警察や周りのガイドに声をかけられても、自分たちだけで来たといえば、ほぼ大丈夫です。
ただし、駐車場で見つかる可能性もありますので、十分注意をしてください。
もう一つは本当にガイドを雇う方法です。
どのみち、観光客を運ぶためのカーチャーターが必要ですから、そのドライバーに付いてきてもらえばいいのです。
万一警察が来ても、ちゃんとガイドがいますし、在住者が観光旅行してはいけないという決まりはありません。
違法就労かどうかの境目は報酬があるかどうかです。基本的に無法種で行っていれば違法就労とみなされませんが、それでも頻繁に日本人を連れて観光地に行けば、疑いをかけられます。充分注意しましょう。
バリ島での日本人ガイドまとめ
バリ島で時々、在住日本人が日本の観光客をガイドしている姿を見かけます。
一部の国では、在住邦人が日本人をガイドすることが認められていることがあります。
そのため、バリ島で日本人ガイドがいても何ら不思議とは思わないでしょう。
しかし、バリ島において在住日本人が観光ガイドをするのは違法行為です。
まず観光ガイドに必要なガイド免許は外国人は取得できませんので、無免許ガイドとなります。
また、就労に必要な労働許可や就労ビザはガイド業では取得できないので違法就労となります。
バリ島移住後の生活費を稼ぐのに、日本人相手の観光ガイドをすればいいや、と気軽に考えていると、違法就労などで検挙されることもあります。
就労に関しては、しっかりと地元の規則、法律を学び、楽しい移住生活を送りましょう。