この記事はバリ島移住者がバリ島内を移動する方法について、どの方法が最適なのかを紹介する記事です。
っバリ島で日常生活を送る移住者にとって、移動方法は重要な事柄。
なるべく安価で快適、そして便利な方法をご紹介します。
バリ島などで海外移住生活を送る場合、移動方法の選択は重要な項目。
快適で安全、便利な移動方法が一番ですが、日常生活での利用となると費用面も見逃すことはできません。
旅行者であれば、短期間の滞在ですからタクシーやカーチャーターなどを使って移動すればいい。
しかし移住者となると費用の面から毎回タクシーやカーチャーターは使えない。
かといって、安価なバスなど公共交通機関は、バリ島ではまだ発達していないので、それほど便利には使えません。
では、移住者の日常的な移動手段は何が良いかというと、運転に抵抗がなければバイクが一番おススメです。
その理由は、バイクは利便性と経済性の面で優れているからです。
今回の記事は、バリ島在住14年の筆者が経験を基に、なぜ移住者の日常の移動手段としてバイクを勧めるか、その理由とバイク以外の移動手段について解説します。
この記事を読んで頂ければ日常の移動手段としてバイクが最適という事が理解していただけるでしょう。
バイクを使って行動範囲が広がれば、ショッピングやレクレーションなどに気軽にお出かけができ、移住生活をたっぷり楽しめます。
目次
日常の移動手段にバイクをおススメする理由
バイクをおススメする理由は、利便性が高く、また経済的だからです。
この理由について深堀していきます。
バイクなら好きな時に好きな場所に移動できる
バイクを自己所有しますから、好きな時に好きな場所に移動できます。
タクシーやカーチャーターのように、都度ネットなどで予約をする必要はありません。
思い立ったら、すぐに行動!
これって、とても利便性が高いですよね。
バイク本体の価格はそれほど高くない
バイクの値段は排気量やタイプによって違いますが、だいたい以下のような値段になります。
- クラッチや変速ギアの無いスクータータイプで15万円~30万円
- クラッチはないが変速ギアのあるカブタイプで12万円~20万円
- クラッチも変速ギアもあるスポーツタイプで25万円~50万円
これは新車価格なので、中古車になるともう少し安くなります。
バイクは維持費が安い
バイクは車に比べ燃費が良く、税金もごくわずかで、メンテナンス費用もあまりかかりません。
ざっと、計算すると維持費は以下のようになります。
- 燃費はリッター20Km~40Kmで、ガソリンは1リッター100~150円
- 税金は年に3,000円程度
- メンテナンスはオイル交換なども含み年間1万円程度
かなり経済的だと思いませんか?
バイクのマイナスポイント
利便性、経済性が良いバイクですが、欠点もあります。
交通事故へのリスクがある
日本に比べルールも違いマナーも悪いのでバイクは危険というイメージが強いと思います。
確かに車などに比べれべ事故リスクは高いのですが、次のような方法でリスクを軽減できます。
- 練習や経験により運転スキルを向上させる
- 事故保険、傷害保険に加入し万一の事故に備える
雨が降ったら移動できない
体がむき出しのバイクは雨が降ったら濡れてしまうため、行動ができないと思われがちです。
しかし、カッパを着込めば少々の雨でもバイクでの移動は可能。
また、スコールのような雨の時は車でも移動は危険。
雨が収まるまで、雨宿りしていましょう。
出先で飲酒できない
バリ島は日本ほど厳しくありませんが、飲酒運転は控えてください。
飲んだら乗るな、乗るなら飲むな。
飲酒の機会があるときは、タクシーなどを使いましょう。
バリ島でバイクに乗るための準備
バリ島でバイクに乗るには、免許を取ったり、バイクを購入したりと事前準備が必要です。
この章ではその準備項目について解説します。
バイクの免許を取る
バリ島では日本の免許や国際免許は使えません。
幾ら大型二輪等の免許を持っていたとしても、バリ島で免許を取得しなくてはいけません。
バイクの免許の事をバリ島ではSIM-Cと言います。
KITASを持っていれば、外国人でも取得可能。
取得するには、県の交通安全センターに行って学科試験と実技試験を受けてきます。
学科試験はインドネシア語ですので少々難しいと思いますが、パソコン画面にビデオで問題が出てくるので、言葉が不確かでもなんとなく問題内容はわかります。
実技試験も結構厳しいのですが、2~3回落ちるつもりで行けば大丈夫。
頑張ってください。
ちなみに取得できる免許証の有効期限は5年間。
期限が来る前に更新手続きをしたら、学科、実技試験は免除で更新できます。
免許の取得や更新方法については以下の記事で詳細説明しております。
バリ島で運転免許新規取得と更新方法
バイクを買う
バイクですが、新車を買う場合と中古を買う場合では販売店が違ってきます。
新車は各バイクメーカー専属の販売店(ディーラー)で購入します。
中古の場合は、街中にある中古車屋での購入となります。
新車と中古、どちらがいいかというと、長く乗るのなら新車、2~3年でバイクを変えるというのなら中古でいいでしょう。
以下、新車と中古のメリット、デメリットを掲載しておきます。
中古車
- 新車に比べて安い
- 購入したらすぐその場から乗っていける
- 事故車や不良車を掴まされることがある
- 名義変更が必要
新車
- 中古車に比べて高い
- 新品なので事故車や不良車を掴まされることはない
- 購入時に無料のメンテナンスや保証がある
バイクの購入(新車、中古車)方法はこちらの記事をご覧ください。
バリ島でバイク(新車・中古車)を買う方法
バイクの練習をする
日本で日常的にバイクに乗っていた人なら、それほど練習は必要ありません。
友人などからバリ島の交通ルールや注意点などを教えてもらえば大丈夫。
バリ島は日本と同じ左側通行です。
日本でバイクに乗った事のない方は練習が必要です。
公園や広場などで友人に教わりながら練習をしましょう。
日本を出発する前に教習所でペーパードライバー教習を受けておいてもいいでしょう。
日本では四輪免許で50ccまでのバイクに乗れますから、教習所で習って、その後街中で乗っておくと、バリ島に来てからすごく楽ですよ。
ただし、バリ島のバイクは最低でも100ccあります。
パワーが違うので、発進時にはアクセルを急に開けないよう注意してください。
税金を払う
バリ島でバイクを所持すると、年に一度税金を払わなくてはいけません。
この税金の支払いはSAMSATという役所で行います。
必要書類を提出し、お金を払うだけなので、それほど難しい手続きではないですよ。
日本の場合、税金は毎年4月に支払いですが、バリ島の場合はバイクを初年度登録した月に支払います。
初年度登録が5月10日なら、毎年5月10日までに支払い。
遅れると追徴課税がかかります。
ちなみに、新車で購入した場合、初年度登録や1年目の税金支払いはディーラー(販売店)でやってくれます。
毎年行うバイクや車の税金支払い方法については以下の記事にまとめてありますので、ご覧ください。
バイクや車の納税手続きはサムサット(SAMSAT)で
また、5年ごとに車検があり、これをGanti DK(ガンティ・デーカー)と呼んでいます。
税金支払いをするSAMSATに行き、車検を受けますが、エンジン番号とフレーム番号の調査だけ。
改造車でも車検に通ってしまうんですよ。
バイク以外の移動手段
バリ島移住者の日常の移動手段としてバイクをおススメしましたが、バイクの運転はちょっと難しい、という方のために、その他の移動方法をご紹介します。
ご自身にあった方法をご検討ください。
タクシー、オンラインタクシー
タクシーは旅行者でもよく使う移動方法です。
日本とそれほど利用方法は変わりません。
バリ島にはタクシー会社が数社ありますが、やはりインドネシア最大のタクシー会社ブルーバードがいいでしょう。
このタクシーはスマホのアプリで配車予約ができますので、この点からもおススメできます。
ブルーバードタクシー公式サイト
また、グラブタクシーやGo Jekといったオンラインタクシーも最近はよく利用されています。
こちらもスマホアプリを使って配車手配しますが、手配時に運賃も表示されるので安心、便利です。
グラブタクシー公式サイト
Go-Jekr公式サイト
路線バス
バリ島には少ないですが路線バスも走っています
一つは、ヌサドゥア~サヌール~バトゥブランを結ぶトランスサルバギータ
もう一つはデンパサール市を中心に4路線あるトランスメトロデワタ
どちらも、大変安い運賃で運航されていますが、ルートが決まっているため、使いづらいところもあります。
トランスメトロデワタについては、私の別ブログで紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください。
【バリ島路線バス】トランスメトロデワタの使い方と路線図|南国うまうま日記
オジェック(バイクタクシー)
オジェックとは、インドネシアに昔からあるバイクタクシー。
近距離の移動には安くて渋滞知らずなので便利です。
以前は街の決まった場所にドライバーが待機していたのですが、最近はGo-Jekやグラブタクシーといったオンラインタクシーで配車手配するのがほとんど。
オンラインタクシーには属せず、一人でやっているオジェックはもういないんじゃないかと思います。
カーチャーター
一日単位で利用したり、遠距離に行く場合はカーチャーターが便利です。
旅行会社やカーチャーター会社に依頼するのが一般的ですが、気に入ったドライバーから連絡先を聞き、会社を通さずに使うという事も可能です。
車を所有する
資金に余裕がある場合は、車を購入して利用するのもありです。
この場合は、運転を自分でするのか、ドライバーを雇うのかは、資金などにより判断してください。
自分で運転する場合は免許(CIM-A)を取得する必要があります
ドライバーを雇う場合ですが、給料は3~5Juta程度です。
ただ、毎日何度も車を使うのなら専属のドライバーを雇ってもいいのですが、リタイアメント生活などでは、専属ドライバーはもったいない。
ドライバーの仕事以外にも、セキュリティなどのスタッフ業務を兼ねるのが一般的です。
バリ島移住者の日常の移動手段まとめ
バリ島で移住生活を送るのなら日常の移動手段を考えておかなくてはいけません。
バリ島の代表的な移動手段は以下の通り。
- バイクを購入する
- タクシー、オンラインタクシー
- 路線バス
- バイクタクシー
- カーチャーター
- 車を購入する
この中で、利便性と経済性より、バイクを購入し、自分で運転するのがおススメです。
もし、バイクの運転に不安があるようでしたら、タクシーや車の購入をご検討ください。