この記事はバリ島での免許取得方法を紹介した記事です。
バリ島で長期滞在するにはバイクや車が不可欠。そのためには運転免許が必要です。
バリ島長期滞在をする方は、最後まで記事を読み、免許を取得しましょう。
バリ島インドネシアでは日本の免許証は使用できません。
また、日本で発行された国際免許も条例が違うため使えません。
そのため、バリ島でバイクや車を運転するにはインドネシアの運転免許証が必要となります。
では、どうやって運転免許証を取ったらいいのか?
この記事ではバリ島での運転免許証の取得方法を紹介しています。
バリ島での長期滞在には車やバイクは不可欠。
まずは運転免許を取得し、長期滞在生活を快適に過ごしましょう!
免許を取ったら、次はバイクの購入ですよね。
中古車、新車の購入方法は以下記事にて紹介しています。
バリ島でバイク(新車・中古車)を買う方法
目次
免許取得の条件
バイク、自動車の免許は、KITAS、KITAP(居住許可証)の所有が条件です。
ロングステイビザ(B211Aビザ)やVOAといった短期滞在ビザで滞在されている方は運転免許は取得できません。
私が住んでいるギャニャール県や隣のクルンクン、カランガッサムではKITAS、KITAPがない外国人は免許取得はできません。
しかし、デンパサールには免許取得をサポートしてくれるエージェントがいて、KITAS,KITAPがない方でも免許取得ができるそうです。詳細は、またお問い合わせください。
また、以前はVOAなど短期滞在ビザでの入国者も30日限定の運転免許証が取れました。
しかし、法律改正により現在では旅行者用30日免許は廃止されました。
免許取得必要書類
免許取得には次の書類は必要です。
- パスポートのコピー
- KITAS,KITAPのコピー
- STM(所轄警察署外国人居住届出書)コピー
- ドミシリ(村発行の居住証明)
- 現行の免許証(更新の場合)
- マップ(紙製の書類バインダー)
マップは、文房具屋さんやスーパーで売っていて1枚Rp600-800位です。
免許証は5年間有効で有効期限内であれば事務手続きのみで免許の更新ができます。
しかし1日でも期限が過ぎたら、新規取得となり、学科、実技試験を受けることになります。
免許取得手順
免許の取得・更新手順を説明します。
指定医の健康診断
警察に行く前にギャニャール警察の近くにあるApotek Herbaという薬局の裏の小さな診療所で健康診断を受けます。
検診は、血圧を測り、色覚異常検査を受けたら、紙に人の絵を描くように言われます。
身長と体重は自己申告です。
何のためにするのか不明ですが、何かの検査だそうです。
(HTPテストといって、被験者の深層心理などを鑑定するテストらしいです)
検査が終わると、検診票を渡されますので、これをもって警察に行きます。
なお、検診の費用はRp115,000でした。
免許センターで受付
こちらが、ギャニャールの免許センターです。
こちらで免許の新規取得や延長手続きを行います。
二階に上がると受付がありますので、持ってきた書類と、先ほどの検診票を渡します。
取得申請書の記入
書類などに問題がなければ、申請書を渡されますので、待合室の奥にある机で記載します。
ボールペンが置いてありましたが、インクが出ないことがあるので、持参された方がいいでしょう。
申請書が書けたら、また受付にもっていき、受付番号のレシートをもらいます。
新規取得時は学科試験と実技試験を受けます。
延長手続きの場合はは試験は受ける必要はありません。
学科試験
専用のパソコンを使った試験です。
画面に動画や写真が写され、ヘッドフォンから質問(インドネシア語のみ)が流れてきます。
質問の内容が正しければマウスの左ボタン(Ya)、間違っていれば右ボタン(Tidak)をクリック。
考える時間は5秒ないし8秒。問題によって時間は変わります。
全30問のうち20問正解したら合格です。
正誤はすぐその場でわかりますから、10問以上間違ったら不合格となります。
問題はインドネシア語ですので、言葉がわからないと難しいところはありますが、画面を見ていれば何とかわかります。
また、交通規則は日本とはそれほど変わらないので、免許を持っている人ならわからないという事はないでしょう。
ただし、ひっかけ問題もありますので、落ち着いて考えましょう。
もし、失格となったら、また次回受験となります。次の試験は5日後になります。
当日や翌日に試験を受けることはできません。
試験費用は無料です。何度でも頑張って受験してください。
実技試験
学科試験が合格したら次は実技試験となります。
今回は、バイク(SIM-C)の試験の内容を紹介します。
実技試験は警察からバイクで3分ほど行った、軍用墓地(Kreta Kirttya Mandala)の駐車場で行います。
試験は、自分のバイクを使い、8の字旋回、スラローム走行、狭路旋回の3つの試験を行います。
パイロンに触れない、選をはみ出さない、足を突かない、が合格条件です。
バイクの扱いに慣れていないと結構難しいです。
合格するコツは、ひたすら練習してバイクになれる事です。
特に狭路旋回はかなり難しいので、バイクがうまい方にコツを習ってください。
この実技試験も一度落ちたら次は5日後に再試験となります。
学科、実技試験が合格したら、また警察署(免許センター)で手続きとなります。
銀行窓口で手数料の支払い
待合室の奥に、銀行窓口がありそこで取得手続き料金を支払います。
最近は、お金はすべて銀行窓口で支払うようになっています。
直接、ポリスがお金を受け取るようなことはありません。
もし、ポリスが直接受け取っていたら、賄賂とみなされポリスも処罰されるそうです。
手数料ですが、以下の通りです
- SIM-A(四輪車)新規取得 Rp120,000
- SIM-C(バイク)新規取得 Rp100,000
- SIM-A 更新 Rp80,000
- SIM-C 更新 Rp75,000
写真撮影
待合室で待っていると、番号を呼ばれ別室で写真撮影です。
写真と、親指の指紋採取、それとサインをします。
免許受け取り
写真撮影が終わると、また待合室で待ちます。
待合室にはテレビがあり、交通安全啓もうビデオが流されていました。
免許が出来上がると、名前を呼ばれ受け取って終了です。
新規取得の場合、受付から免許受領まで約2時間程度。
免許更新の場合は約30分程度です。
免許についての注意事項
国際免許について
国際免許が通用するのかポリスに聞いてみました。
インドネシアと日本とでは加盟している国際免許協定が違うので、日本の国際免許は使用できないです。
その為、日本の国際免許を所持していてもバリ島では無免許運転となります。
人に聞いた話ですが、日本の国際免許でも、無免許運転を見逃してくれることもあるそうです。
あくまで、見逃してくれることがあるという事なので、処罰されることもあります。
賄賂について
以前は、賄賂を渡せば、誰でも免許が取れたり、無免許でも賄賂次第で見逃してくれていました。
しかし、ジョコウィ政権になって賄賂にたいして大変厳しくなったので、賄賂で見逃してくれることはないと思っていたほうがいいでしょう。
逆に、賄賂を持ち掛けると収賄罪で逮捕されることがありますので、絶対に賄賂を持ち掛けないようにしましょう。
バリ島での免許取得、更新のまとめ
バリ島でバイクや車を運転するには有効な免許証の取得が必要です。
免許証は居住地区の県警察で取得しますが、KITAS,KITAPを持っていないと取得できません。
新規で免許を取る場合は、学科試験と実技試験があります。
免許の有効期限は5年間で、期限前に更新手続きをすれば、また5年間の免許が取得できます。
更新手続きは学科、実技試験は免除され事務手続きだけです。
国際免許は使用できませんが、一応持っておいた方がいいでしょう。
現在警察官への賄賂は通じないと考えた方がいいでしょう。
へたに、賄賂を持ち掛けると収賄罪で逮捕されることもあります。