この記事は、バリ島長期滞在時に必要な現地銀行口座はどこに作ったらいいのかということを筆者の主観から解説した記事です。
バリ島移住生活でのお金の管理には現地の銀行口座が必要。
国際キャッシュカードやデビットカードがあれば日本の口座からお金の引き出しはできますが、高い手数料がかかるし、預け入れはできません。
また、現地銀行口座があれば、現地でのネットショッピングの利用やキャッシュレス決済もでき大変便利です。
しかし、問題はどの銀行の口座を作ればいいのか?
バリ島・インドネシアには数多くの銀行があり、どこがいいのか迷ってしまいます。
2008年からバリ島に滞在している筆者は、BNI銀行(Bank Negara Indonesia)をお勧めします。
理由は、BNI銀行は東京に支店がある事。
そのことにより、資金の送金が簡単そしてお得にできるからなのです。
この記事では、BNI銀行を薦める理由の他、どのような口座を作ればよいか、口座を作るには何が必要かなどを紹介しています。
この記事を読んでいただければ、現地銀行の口座の作り方が理解していただけます。
安全な資金の運用などの観点から、複数の銀行口座を持つことは大変良いことです。
ただし、いきなり複数の口座を持つのはちょっと大変かも?
まずはBNI銀行口座を作って、バリ島移住生活でのお金の管理をしっかりとしていきましょう。
バリ島で長期滞在や移住生活を送るにあたって、お金の管理は重要項目。
まさか、タンス預金で充分なんて考えていませんよね?
バリ島でのお金の管理方法、よくわからない方はまずはこちらの記事を読んでください。
>>バリ島移住生活でのお金の管理方法
BNI銀行をおススメする理由
インドネシアにはいろいろな銀行がありますが、その中からBNI銀行をおススメする理由は
- 東京に支店があり、安い手数料で送金が可能
- BNIは国営銀行なのでほかの銀行に比べて少しは安心
- 日本のATMから、BNI銀行口座の資金を引き出すことができる
特筆したいのは、BNI銀行はインドネシアの銀行の中で唯一日本に支店がある銀行です。
その為、BNI銀行口座があれば、BNI東京支店から安い手数料で送金が可能。
不動産の購入費や事業の運転資金など、多額の送金は、BNI銀行の海外送金が一番手数料が安いのです。
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BNI銀行の海外送金については以下の記事で詳しく説明しております。
>>BNI銀行の海外送金
ちなみに、BNI銀行とは、どんな銀行かというと
- 1946年創業のインドネシアの国営銀行
- インドネシア各地をはじめ、シンガポール、香港、東京、ニューヨークなどに支店がある
- インドネシア国内では4番目の規模の銀行
なお、BNI銀行のシンボルマークは創業した1946年にちなみ「46」という数字がシンボライズされています。
BNI銀行のどんな口座を開設するか
BNIの口座には「BNI Taplus」と「BNI Giro」という2つの口座があり、外国人でもどちらの口座も作ることができますが、Taplus口座をお勧めします。
インドネシアの銀行では口座を作ると毎月口座維持費という手数料を取られます。
Taplusの場合、Rp11,000/月
Giroの場合 Rp25,000/月
の手数料が掛かるので、手数料から見るとTaplusの方がお得です。
ではGiro口座は何がいいのかというと、ルピア以外に米ドルや日本円の口座も作れるのです。
Taplusはルピア口座しか作れません。
商取引などの関係で外貨口座が必要な方ならGiro口座を作るのですが、そうでない方は手数料が安いTaplus口座でいいかと思います。
銀行口座を開設するメリット
- お金の安全な管理ができます
- インドネシアの銀行は日本より利子がいいので、お金が増える
- 日本からの送金の受け口になる
- 電話料金や保険費用などの振り込みができる
銀行口座を作る最大のメリットは、現金の安全な管理ですが、それ以外にも、利子がいいというのも魅力ですね。
為替の関係で、最近は利子が落ちてきてはいますが
・普通預金で年利0.1~1.0%
・定期預金なら年利2.5~2.75%
と、日本と比較したら破格の利子となっています。
注意しましょう
インドネシアの銀行の利子は、日本の銀行に比べ、どこも大変良い設定です。
その為、投資として定期預金をしませんか、という誘いがありますが、投資としてはあまり魅力はありません。
というのも、インドネシアの為替が不安定で、年々落ちているからです。
せっかく、高利子で資金が増えてもそれ以上に為替変動が大きいので、日本円にした場合、逆に損をすることもあります。
投資として定期預金を考える場合は、為替変動リスクもしっかりと検討しておきましょう。
口座開設に必要なもの
口座開設はそれほど面倒ではありません。
次にあげるものをBNIの支店にもっていけば20分程度で口座ができ、その場で通帳とキャッシュカード(デビット機能付き)がもらえます。
- パスポート
- KITAS,KITAP
- 預金資金(100万ルピア程度)
キャッシュカードはすでに暗証番号が決められていますが、ATMで簡単に変更できるので、すぐに変更するといいでしょう。
口座開設にはKITASもしくはKITAPが必要なんですが、KITASを持っていない方は、インドネシア人の保証人を立てれば口座が開設できるそうです。
口座開設の注意事項
日本と違い、口座には口座維持費が掛かります。
預金残高が3000万ルピアあれば、利子で維持費が相殺されますがそれ以下だと、どんどん預金額が減っていきますので気を付けてください。
また、キャッシュカードには有効期限があり、それを超えると使えなくなりますので、注意してください。
ボクも以前、カードの有効期限が切れて使えなくなり焦ったことがありました。
BNI銀行をおススメする理由まとめ
ということで、今回はバリ島で銀行口座を作るならBNI銀行がおススメというお話をさせて頂きました。
バリ島インドネシアにはたくさんの数野銀行があります。
しかし、日本に支店があるのはBNI銀行だけ。
日本に支店があることで、ほかの銀行に比べ簡単でお得に海外送金ができます。
安全な資金運用のために複数の銀行口座を持つことはよいことです。
ただ、いきなり複数の口座を作るのも大変。
まずは、BNI銀行の口座で運用し、それからほかの口座を増やしていったらいかがでしょうか。