この記事は代表的なバリ島への海外送金方法をいくつか紹介し、その中でもどれがおススメなのかを解説した記事です。
バリ島移住での生活費や、住宅や車などの購入費用、あるいはバリ島に住む友人、家族の生活費などのために、日本から海外送金をすることって、ありますよね?
そんな時、どんな方法で送金したらいいのでしょう?
バリ島への海外送金方法はいくつかあるのですが、選ぶ場合の重要なポイントとして、簡便性と手数料です。
なるべく簡単な手続きで、手数料もあまりかからない方法がいいですよね。
そのような観点から選ぶと、おススメはWiseオンライン送金かBNI銀行の海外送金となります。
この記事では、数ある海外送金方法をご紹介したうえで、なぜWiseとBNI銀行をおススメするのかを解説します。
この記事を読んでいただくと、バリ島への海外送金の方法を何種類も知ることができます。
その中でも、もっともお得で便利な方法を選択することにより、大切な資金を無駄なく使うことができるでしょう。
バリ島への送金方法でお悩みの方は、今すぐこの記事をお読みください。
目次
海外送金方法には銀行系と非銀行系がある
海外送金は、法律上金融機関が行います。
金融機関ですが、以前は銀行のみでしたが、現在は非銀行系の金融サービスも出てきました。
銀行系と非銀行系、各々の特徴などを解説します。
- 多額な金額を一度に送るには銀行系送金
- 生活費など少額を定期的に送るには非銀行系送金
銀行系海外送金
銀行系海外送金とは、都市銀行や地方銀行の窓口で行う送金手続きです。
送金金額の上限は無いので、いくらでも送金することはできます
しかし、毎回窓口に行かなくてはいけないのと手数料が高いという欠点があります。ですので、銀行系海外送金は多額の資金を一度に送るのに適しています。
注意
銀行系海外送金でも、インターネットを利用した送金方法がありますが、手数料などの面で非銀行系海外送金の方がお得なので、今回は説明を割愛します
非銀行系海外送金
非銀行系海外送金とは、インターネットを利用した送金サービスで銀行のような実店舗はありません。
一度に送れる金額は銀行系より少ないのですが、手続きが簡単で、自宅に居ながら送金ができるので、生活費など少額を定期的に送金するのに適しています。
多額の送金は銀行窓口で、少額送金は非銀行系でと覚えておきましょう
銀行系海外送金の詳細
銀行系海外送金について詳しく紹介します。
- 都市銀行、地方銀行なら送金額は無制限
- ゆうちょは各地にあるが500万円までしか送金できない
- 銀行系送金ならBNI東京支店がイチオシ
都市銀行や地方銀行
都市銀行や地方銀行の支店窓口で送金手続きを行います。
銀行員さんが対応してくれますので、手続き方法に間違いがなく安心です。
送金限度額は無制限で、いくらでも送金できます。
しかし、送金手数料は1回あたり7,500円と高額です。
ビラや土地の購入、事業資金の準備など高額資金を一度に送る場合はこの銀行系送金がおススメです。
注意
飛行機などで現金や有価証券をバリ島に持ち込む(ハンドキャリー)場合、一人当たり約800万円までしかもちこめません。
その為800万円以上の資金を移動させるには銀行系送金一択となります。
ゆうちょ海外送金
近くに都市銀行や地方銀行の窓口がない場合は、ゆうちょ窓口で送金となります。
ゆうちょも係員が対応してくれますので、間違いがなく安心です。
しかし、送金限度額は500万円で、手数料も1回7,500円かかります。
また、ゆうちょのオンラインバンクを使った送金もできます。
ただし、送金限度額は1回で100万円、1月500万円までとなっています。
関連記事
家や土地の購入費用など多額資金の海外送金なら銀行、ゆうちょの海外送金サービスが良いでしょう。
銀行、ゆうちょの海外送金サービスについては以下の記事をご覧ください。
銀行系送金ならBNI東京支店がイチオシ
東京近郊にお住まい、もしくは東京に行くことがある方は、大手町にあるBNI東京支店から送金されることをおススメします。
BNI東京支店はインドネシアの銀行BNI(Bank Negara Indonesia)の東京支店で、インドネシアの銀行の中で唯一の日本にある支店です。
- 同じBNI銀行間の送金なので手数料が安い
- 日本円からインドネシアルピアへの為替レートも大変良い
- オンラインでの送金もできる(初回登録必要)
このよう理由から、銀行海外送金は事情が許せばBNI東京支店からの送金が一番のお得です。
海外送金で問題になるのはマイナンバー。
銀行など一部金融機関ではマイナンバーがないと海外送金ができなくなります。
この海外送金とマイナンバーについて以下の記事でまとめてみましたので、参考にしてください。
海外送金にマイナンバーが必要?海外移住者はどうしたらいいの?
非銀行系海外送金の詳細
非銀行系の海外送金は実店舗がありませんので、インターネットか代理店経由の送金となります。
今回は、以下の非銀行系送金について解説します。
- Wise(旧トランスファーワイズ)
- FAS・ASEAN国際送金
- ウエスタン・ユニオン
手数料が最安値のWiseがおススメ
Wise(旧トランスファーワイズ)はイギリスが本社の資金移動業者でインターネットを使った送金サービスを行っています。
一番の特徴は、送金手数料が安く、為替レートが業界トップランク。
送金手数料は送金額により変動するので、高額になると他のサービスより高くなることもありますが、為替レートが良いので、実際の送金損失額は業界最低となります。
送金損失額=送金手数料+為替レート損金
送金限度は1回あたり100万円まで。
また、初回利用時は本人確認のため2~3日の日数がかかります。
ただし、本人確認が終われば、即日送金となります。
それと、本人確認時にマイナンバー関連書類が必須ではない事も、海外在住者にはありがたいポイントです。
即日送金ならFAS・ASEAN国際送金
FAS・ASEAN国際送金は、マレーシアを本拠地とした資金移動業者で特にASEAN各国間の送金に特化しています。
送金方法はインターネットでの手続きとなります。
手数料は安いのですが、為替レートがWiseより悪いので、送金損失額は若干悪いです。
このFAS・ASEAN国際送金で特筆すべきは、事前登録なしに送金ができるゲスト送金サービス。
送金金額限度は10万円までですが、手続き当日に送金ができ、手続き自体も30分程度で完了します。
受取口座がない場合はウエスタンユニオン
ウエスタンユニオンはアメリカが本拠地の送金サービス会社です。
オンライン操作もしくは、代理店経由での送金となります。
代理店としては、両替ショップの大黒屋やコンビニのファミリーマート、セブンイレブンがあります。
ただし、セブンイレブンでの送金はセブン銀行の口座が必要となります。
送金手数料、為替レートは前述のトランスファーワイズやFAS・ASEAN国際送金より悪く、送金限度額も以下の通りとなります。
送金方法 | 送金限度額 |
オンライン送金 | 10万円 |
ファミリーマート送金 | 30万円 |
セブン銀行送金 | 100万円 |
大黒屋 | 100万円 |
また、他の送金方法は受取人の銀行口座に振り込みとなりますが、このウエスタンユニオンだけは取扱店での現金受取が可能。
そのため、受取人が銀行口座を持っていない場合は、このウエスタンユニオンを利用することになります。
Paypalは送金には使えない
一時期、海外送金にPaypalを使うのが流行っていましたが、現在はPaypalは送金には使えません。
Paypalの本場アメリカでは、資金の送金の利用可能なんですが、日本では法律の関係で送金はNGだそうです。
バリ島への海外送金方法まとめ
今回はバリ島に海外送金をする方法をご紹介しました。
海外送金には銀行系サービスと非銀行系サービスがあります。
銀行系サービスは一度に送金できる金額が原則無制限ですが、手数料が高くなります。
非銀行系サービスは、送金金額に制限がありますが、手数料が安く、手続きも簡単。
ですので、日常の生活費などは非銀行系サービス、家や車の購入資金など多額の送金には銀行系サービスを使うのがいいでしょう。
また銀行系サービスならBNI銀行、非銀行系サービスならWiseが手数料も安く、両替レートもいいのでお勧めです。