現代の日本では高齢者を中心に孤独死が増えており、年間の孤独死は27,000人を超えるそうです。
「自宅で死亡し、死後2日以上経過」を「孤立死」と定義した場合、年間で2万6821人にのぼったという。
2018年9月18日の朝日デジタルより引用
人生の終焉が一人ぼっちというのはあまりに悲しく、また後処理など周辺の方に多大な迷惑をっ掛けてしまうので、孤独死はできたら避けたいものですよね。
この孤独死対策として、地方自治体がメインとなり、見守りサービスなどを行っています。
参考:孤立死防止対策(厚労省)
また、企業の見守りサービスやスマホなどを使った見守りアプリもあるそうです。
情報参考:みんなの介護・ニッポンの介護学
この孤独死対策の一つとして、海外、特にバリ島への移住をおススメしたいと考えました。
この記事を書いている”とりい”とは?
バリ島にで12年間移住生活を行っている還暦前の独身男性です。
ブログやYouTubeで移住情報を発信しており、移住に関しての相談なども受けています。
そんなとりいが
資金には余裕があるが、家族関係がちょっと脆い高齢者向けに、孤独死対策の一つとしてバリ島移住を勧める理由を説明します。
この記事を読んで頂くと
孤独死対策の一つとして海外移住という選択肢が増えます。
このことにより、幸せな人生の終焉を迎える事ができるでしょう。
家族運に恵まれなかった、シニア世代の皆さん、今からでも遅くありません。
バリ島に移住して、幸せな人生を送ろうではありませんか。
孤独死と孤立死について
ネット情報を調べると、誰にも看取られず、一人で人生の終焉を迎えることを、孤独死、あるいは孤立死と表現しております。
孤独死と孤立死の具体的な違いはなく、ほぼ同義語として使われているようです。
行政関係では孤立死と表現するケースが多いのですが、今回の記事では孤独死に統一させていただきます。
目次
孤独死対策に海外移住をすすめる理由
理由として
- 日本人コミュニティ
- 老後ケア
- 人と人とのつながり
が、上げられます。
日本人コミュニティ
海外で日本人が住む土地には必ずと言っていいほど日本人コミュニティがあり、好むと好まざるとその輪に入っていきます。
コミュニティは、日本領事館が中心となり、安全情報などを流すほか、多くのイベントなどを通じで、海外で暮らす日本人同士のつながりを構築してます。
このコミュニティの存在により、海外では日本に比べ孤独死が少ないと言われています。
老後ケア
特に東南アジアでは、人件費が安いので、単身移住者でもお手伝いさんなどヘルパーを雇う事ができます。
このヘルパーの存在が孤独死を逃れる有効な手段であることは、説明しなくてもわかりますよね。
また、生活費も日本より安く、金銭的に余裕ができやすい。
そのできた余裕で、老後ケアを充実させることもできます。
具体的に言うと、先ほど出てきたヘルパーさんの雇用や、ケア施設の活用など。
このような事から、老後ケアのハードルが低くなる東南アジアへの移住をおススメします。
人とのつながり
日本での孤独死増加の原因が、特に都会での人間関係の希薄さと思われます。
隣にどんな人が住んでいて、元気かどうか、という事を積極的に知ろうという人は少ないでしょう。
しかし、東南アジアの国々では隣近所の付き合いが、昔の日本並みに濃密です。
どんな人が住んでいて、元気なのか?
特に目立つ日本人なら近所の方ならよく知っています。
さらに、ちょっと困ってしまうくらいな、おせっかいさもあります。
迷惑と感じるかもしれませんが、このくらい濃密な近所付き合いがあるから、万一の時助かるのですよね。
という事で、孤独死対策の一環として海外移住をすすめる理由を理解して頂けたかと思います。
では、そのうえで、なぜバリ島を強く進めるのかを、次の章でご説明しましょう。
海外移住先としてバリ島を進める理由
日本人コミュニティーのつながりが強い
バリ島にも、他の地区同様に日本人コミュニティーがあります。
しかも、かなり濃厚なものです。
サヌールやデンパサールといった南部ビーチエリアでは、領事館などが中心となった日本人会という公式なコミュニティーがあります。
また、ウブドなどにも、非公式なコミュニティーが多くあり、異国の地に住む日本人同士のつながりを保っています。
バリ島のコミュニティーの特徴は他の土地に見られるヒエラルキー(上下関係)が見られない事です。
多くの土地のコミュニティーは駐在員さんが中心となっており、どうしても企業組織の上下関係が反映されてしまいます。
その点、駐在員がほとんどいないバリ島コミュニティーは、ヒエラルキーが少なく、かなり居心地が良いと言えます。
人件費、生活費が安い
東南アジア全般に言えますが、人件費が安いので、お手伝いさんなどヘルパーさんを雇いやすいのです。
また、生活費も安いので、経済的に余裕ができ、その分老後ケアに回せるという事ですね。
近所のつながりが強い
バリ島の近所付き合いは、良いも悪いも濃密です。
昔の日本並みに、ご近所付き合いが大切にされているんですね。
さらに、バンジャールという町内会組織、そしてヒンドゥー教の宗教活動も人の結びつきを強くする要因です。
近所の家の家族構成から、年齢、さらに病気がちといったプライベートなことまで、ほぼ筒抜けです。
今の日本の状況から見ると、ちょっと困ったなぁといった感じですが、逆に頼もしくもあるのです。
そして、いやになるくらいのおせっかいさも、孤独死防止に一役買っているかもしれません。
体調がすぐれないと言えば、漢方薬や精の付く食べ物を持ってきてくれたりと、恐縮するほど面倒見がいいのです。
こんな環境なら、寂しい終焉は迎えられそうもないでしょう。
このように、バリ島は、孤独死という言葉がなかった何十年も昔の日本に似ているのです。
こんなバリ島でリタイア生活を送るという事は、寂しい終焉は迎える事はできないのではないのでしょうか?
家族関係が脆く、孤独死の可能性が高いシニア世代の方に向けて、孤独死対策としてバリ島移住をおススメしています。
では、どうしたらバリ島移住ができるのか?
今日からできることは何なのか?
こんなことを次の章で解説します。
バリ島移住に向けて今からできる事
- 移住の可能性を探る
- 日本との比較をする
- 親戚との調整
移住の可能性を探る
孤独死対策にバリ島移住がおススメ
と、言ってはいますが、それだけのためにバリ島に移住するにはリスクがあります
なにより、自分がバリ島に移住して幸せな終焉を迎えることができるかどうか?
それまでにバリ島で楽しく暮らせることができるかどうか
これを見極める必要があります。
それには、何度かバリ島に来て、さらに短期、長期の滞在を繰り返しバリ島移住の可能性を確認することが大切です。
まずはバリ島で楽しく暮らすことができるかどうか?
これを考えるのが第一歩です。
日本との比較
孤独死対策としてのバリ島移住は選択肢の一つです。
それがすべてではありません。
日本にいた場合、あるいは他の土地に移住した場合との比較検討をすることが大切です。
人生は一度きりです。
人生の終焉はやり直しがききません。
だから、なおさらどこで終焉をどのような形で迎えるかは、慎重に検討する必要があるでしょう。
残された親戚との調整
いくら家族との関係が脆いと言っても、全く天涯孤独という方は少ないでしょう。
家族以外にも、親せき、友人といった関係は残っていませんか?
もし、人生の終焉を海外で送ることを決意されたとしたら、日本に残された絆の整理も必要です。
以前、バリ島での終活について投稿をしました。
こちらにも書きましたが、異国の地で終焉を迎えるのは、日本でのそれより大変です。
この記事を参考に、日本に残された絆との関係も考えてください。
海外移住での終活とは?
という事で、今回は孤独死対策として海外移住をおススメするといった話を書かせていただきました。
人はいつかは必ず人生の終焉を迎えます。
それが、たった一人で寂しく迎えるのは、本当に悲しい事です。
日本にいては、なかなか孤独死を避けることができない
こんな方は、ぜひ海外移住を選択肢の中に入れて、幸せな終活を考えてください。