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バリ島リタイアメント移住は、快適か?

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バリ島リタイアメント移住

この記事は仕事をリタイアし余生を海外で送るリタイアメント移住の移住先としてバリ島は向いているのかどうかを、在住者目線で解説した記事です。

最近、仕事をリタイアした後の第2の人生を、海外で過ごすというリタイアメント移住を希望される方が増えてきています。
リタイアメント移住をするにあたり、移住先をどこにしましょうか?
私は、インドネシアのバリ島がリタイアメント移住には最適と思います。

リタイアメント移住先としてバリ島が最適と考える理由は以下の通りです。

  • 移住するためのビザ取得のハードルが低い
  • 最先端とはいかないが、医療体制がある程度整っている
  • 住宅の取得が簡単
  • 生活環境が良い
  • 日本人コミュニティーがある

今回は、このリタイアメント移住の移住先としてバリ島をお勧めする理由について、長年バリ島に滞在している在住者目線で詳しく解説していきます。

この記事を読んでいただければ、リタイアメント移住先としてバリ島が最適であることを理解していただけると思います。
将来海外リタイアメント移住を計画されている方は、ぜひこの記事を参考にしていただき、選定先の検討に役立てていただきたいと思います。

今回の記事の内容をYouTube動画でご覧になることもできます

リタイアメント移住用のビザ取得が難しくない

バリ島でのリタイアメントビザの取得はそれほど難しいものではありません。
以下の条件さえクリアーすれば、よほど本人に問題がない限りビザ取得はできます。

  • インドネシア国内で就労はしない
  • 満年齢60歳以上である
  • 200万円相当以上の口座預金がある
  • 医療保険に加入している
  • $500/月以上の家を賃貸している
  • 2名以上のスタッフ(お手伝いさん)を雇う

リタイアメントビザの取得は、バリ島のいたるところにあるビザエージェントに相談すれば問題なく取得できます。
取得の際必要なスポンサー(保証人)は州政府の許可を得た旅行会社と決まっていますが、ビザエージェントに相談すればスポンサーの紹介もしてくれます。
費用は掛かりますが、試験や厳しい審査はなく、ビザは簡単に取得できます。

リタイアメントビザの詳細・取得方法については以下の記事で詳しく解説しています。
バリ島リタイアメントビザ取得方法

最先端ではないが医療体制が整っている

リタイアメント世代になると健康の不安が出てきます。
医療体制の充実は重要な検討項目ですね。

バリ島の医療レベルは、同じ東南アジアではタイ、マレーシア、シンガポールに比べ低いと言えます。
とはいえ、日常的な病気、怪我の治療については心配はありません。

風邪や腹痛など簡単な病気や、ちょっとした怪我はローカルの病院でも治療が可能です。
もし、ローカル病院では心配という事でしたら、インターナショナルホスピタルがいいでしょう。
別記事でご紹介しているカシイブ病院では、バリ島でもトップクラスの医療レベルと、シニアケアーを誇っています。

カシイブ病院の詳細はこちらの記事をご覧ください。
バリ島医療事情・カシイブ病院に行って聞いてきた

高度な治療を要する場合は、日本に帰国しなくてはいけませんが、ある程度の病気、けがなら十分現地の病院で対応できます。

また、医療保険も考えなくてはいけません。

バリ島には、高齢者向けの医療保険がありません。
77歳まで補償している保険もありますが、一般的には65歳までの補償となります。
バリ島の医療保険に関しては以下の記事で詳細説明しておりますので、ご一読ください。
バリ島に移住したら現地医療保険に入るべき

医療保険に関しても、高額な医療費が発生しそうな場合は、日本に帰国することも検討しなくてはいけないでしょう。

住宅の取得が簡単

バリ島での住宅取得についてはそれほど心配はありません。

昔から、バリ島に移住される方や、長期滞在、旅行などで訪れる外国人が多いので、外国人向けのヴィラや貸家が充実しています。
専門の不動産屋さんに行けば手ごろな貸家、ヴィラがすぐに見つかります。

リタイアメントビザを取得しKITASという居住許可を取れば、バリ島の土地の登記ができます。
つまり、外国人でも土地を買って登記することができるのです。
ただし、最長50年という有期限付きですので、その土地を子供などに譲ることはできません。

そのため、ほとんどの方は貸しヴィラを長期契約したり、土地を借りてそこに好きなデザインの家を建てて住んでいます。

このように、自分で土地を所有して家を建てるには制限がありますが、賃貸でしたら簡単に住宅は見つかるでしょう。

生活環境がよい

自然環境や物価、食生活、治安、交通といった生活環境もバリ島はリタイアメント移住に対しかなり優しいと言えます。

自然環境

バリ島は赤道直下ですが、それほど気温は上がりません。
1年を通じて25度~32度と気温変動も少ないので、体への負担がとても少ない地域です。

このように穏やかな自然環境の島なので、リタイアメントで移住される方が多いのですね。

物価、生活費

生活物価は、だいたい日本の半分程度です。
贅沢な食事やお酒などを控えれば、月の生活費は5~8万程度で収まります。
住宅費用やビザ代なども含め、15万円もあれば十分生活できるでしょう。

他にも、日本一時帰国の費用や医療保険なども含めると年間200-250万程度あれば、十分リタイアメント移住は可能です。

食生活

バリ島は日本と同じお米文化。
バリ島のあるインドネシアはイスラム教徒が多いのですが、バリ島はヒンドゥー教の島ですので、豚も多く食べられています。
また、島国ですので海産物も豊富で、最近では新鮮なお刺身なども食べることができます。
香辛料が効いた辛い料理もありますが全般的に日本人の口にあった食事が多いです。

ただし、濃い味付けや油(ココナッツオイル)を使った料理が多いので、高血圧や糖尿病には注意が必要
事実、バリ島には高血圧、糖尿病の患者さんが沢山いますよ。

治安

世界的に見てもバリ島は治安がいい方です。
10年以上前には自爆テロ事件もありましたが、それ以来テロ時間は発生しておりません。

とはいえ、多くの人が住み、世界中からいろんな人が来る観光の島です。
ですから、それなりの警戒は必要
特にシニア層の方でしたら、家のセキュリティー対策も大切です。

交通

バリ島には、鉄道がありません。
その為、移動はもっぱら、車やバイクとなります。

ただし、交通マナーは悪く、道路も整備されていないところが多いので、ご自身での運転はおススメできません。
予算に余裕がある方は、専属の運転手を雇っている方もいます。
人件費が安いので、それほど負担にはならないようです。

また、観光客が多いビーチエリアではメータータクシーが沢山走っています
最近ではGo-JekやGrab-Taxiといった、インターネットで配車できるオンラインタクシーも発展してきました。
そのようなタクシーを使うのもよいかと思います。

最近になって、トランスメトロデワタという国営の公共バスがデンパサール市を中心に運行しています。
クタ、ヌサドゥア、チャングーといった観光地にはいきませんが、サヌールやウブドにも路線があります。
このような公共バスを利用して、いろいろなところへ行くことも可能です。

日本人コミュニティーがある

海外委に移住してまで、日本人と関係を持つのは・・・?
と考えられる方もいますが、やはり近くに日本人の知り合いがいると大変心強いです。

トラブルやけが、病気になったとき、やっぱり同じ国の方がいると、いろいろ助けてもらうことができます。
また、移住生活での相談にも乗ってもらえますしね。

バリ島には、日本人が多く住んでいます。
クタ、スミニャック、サヌール、ウブドなどには日本人コミュニティーがあり、万一何かあったときは、お互いに助け合って問題解決ができます。

バリ島でのリタイアメント移住まとめ

バリ島でのリタイアメント移住は、体が元気なら快適な生活ができるでしょう。

気候も穏やかで住みやすく、食べ物の不安も少ない。
生活費も安く、何よりすでに多くの日本人が住んでいますので、安心して生活できるでしょう。

しかし、大きな問題は、体が動かなくなったときです。

バリ島はお世辞にもバリアフリーではありません。
また、バリ島の方々は大家族ですので、シニアケアは家族で行うのが常識となっています。
その為、シニアケアの取り組みはまだ始まったばかりといえます。

つまり、介護が必要になった場合、うまくケアしてもらえる保証はないという事です。
その為、体が動くうちにケアの事について考えておく必要があります。

例えばですが

  • 日本に帰り高齢者施設に入所する
  • 資金に余裕があれば、介護する人を雇う
  • バリ島でファミリーを作り、ケアしてもらう

このような事も考えておかなくてはいけませんね。

バリ島でのリタイアメント移住、体が動くうちはとても快適に過ごすことができます。
ただし、体が動かなくなった時、どうするのかは、早めにしっかりと決めておく必要があるでしょう。

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