この記事はバリ島にリタイアメント移住をされる方へ移住の手順を解説したものです。
仕事をリタイアした後、バリ島に移住しようと考えている方がトラブルなく移住を行うための方法を紹介していますので、移住希望のある方はぜひ最後まで読んでください。
仕事をリタイアした後tの第二の人生を海外で過ごしたいと考えられている方、増えているそうですね。
気に入った外国でのリタイアメント生活、きっと素敵な人生となるでしょう。
第二の人生をバリ島で過ごそうと、いきなりビザを取って、バリ島に渡航される方、時々います。
しかし、無計画でバリ島に移住しても、途中で行き詰って結局日本に帰るということになります。
海外移住にはきちんとした計画、手順が必要なのです
この記事では、2008年にバリ島に移住した筆者の経験をもとに、ストレスやトラブルなくバリ島に移住するための方法、ロードマップを紹介いたします。
仕事をリタイアしてバリ島に移住し、第二の人生を送ろうと、考えている方。
思い描いた移住計画を実現させるために、ぜひこの記事を最後まで読み、参考にしてください。
移住時に日本でやっておかなくてはいけない手続きなど以下のページにまとめました。
移住が現実となったら、こちらのページを参考に移住手続きを進めてください。
バリ島移住!準備や手続き方法を解説
目次
まずは観光旅行でバリ島を訪れてみよう
仕事をリタイアする前に、まずは観光旅行でバリ島に行ってみましょう。
観光旅行レベルでバリ島を訪れて、バリ島の雰囲気を感じ、移住するとしたらこの場所がいいと、移住候補地を探しましょう。
どのくらいの期間滞在したらいいのか
仕事をリタイアする前の旅行ですから、休暇などの都合に合わせて渡航されるといいでしょう。
できるだけ長く滞在できればいいのですが、そんなわけにもいかないので、無理しない程度に滞在しましょう。
多分、一週間程度の滞在となると思います。
どこに行ったらいいのか?
日本人がバリ島で住むとなると、クタ、スミニャック、チャングー、ジンバラン、ヌサドゥア、サヌール、デンパサール、ウブドといった観光客もよく行く場所になります。
まずは、このような有名な場所を回ってみましょう
いきなり、人里離れた山の中や、ローカルしかいない街に行っても、あまり役に立ちません。
実際移住したとしても、日本人が行かないよな場所に移住しても苦労するばかりです。
なるべく移住者や観光客が多い場所に行ってみましょう。
また、一か所ではなく、何か所か行ってみることも大切です。
バリ島は小さな島ですが、エリアによって雰囲気が全然違います。
何を見たらいいのか?
自分が住むとしたら、どこがいいのかを決めましょう。
住む場所だから、いろいろ細かいことを調べて、なんて考えるかもしれませんが、意外と第一印象で移住先を決めてしまう方が多いのです。
実際にその場所に来てみて、ピンときた場所が、結局自分に一番合っている場所なんですよ。
もし一度で決まらなければ、何度かバリ島に行ってみましょう。
一度で決める必要はありませんよ。
VOA(到着ビザ)を使いプチ移住をしてみよう
バリ島での移住先が決まったら、いよいよプチ移住をしてみましょう。
プチ移住とは1~2か月程度のお試し移住の事。
プチ移住をすることで、本当にバリ島に移住していいのかどうかを見極めます。
プチ移住はいつしたらいいのか?
プチ移住は旅行より長い期間の滞在になります。
まだお仕事をされている期間はなかなか長期滞在できないですよね。
なので、リタイアしてから行うといいかともいます。
リタイアしたばかりだと、まだいろいろな手続きがあると思います。
完全に移住してしまうと、いろいろな手続きができませんので、プチ移住をしながら、日本を離れるための手続き準備をしておきましょう。
プチ移住はどれくらいの期間するのか?
プチ移住はVOA(到着ビザ)を使って行います。
VOAは通常30日、延長手続きを行えば60日滞在できます。
ですので、30日から60日間の移住がいいかと思います。
これ以上滞在するには、ちょっと面倒なビザ手続きが必要ですので、簡単なVOAで滞在できる期間を目安にしてください。
バリ島の観光ビザ(VOA)については以下のページで詳細を解説していますので、参考にしてみてください。
バリ島観光ビザVOAの取得・延長方法
プチ移住中にやるべきこと
プチ移住中にやるべきことは、家を探すこと、ビザエージェントを探すこと、そして人脈を広げることです。
家探しは実際に物件を見ないと決められません。
ですので、プチ移住中に移住後に住む家を探しておくのがいいでしょう。
もし、気に入った物件があったら、手付金を払って押さえておくことも可能。
とにかく、家探しは時間をかけてじっくりとやるといいですよ。
バリ島での家探しについては以下のページで詳しく解説していますので参考にしてください。
バリ島失敗しない家探し
バリ島にはたくさんのビザエージェントがあります。
しかし、中には相性が悪いとか、料金が高いといった、自分たちに適さないエージェントもいます。
在住者たちの紹介などで、自分たちにぴったり合うエージェントを探しましょう。
そして、気に入ったエージェントが見つかったら、移住のためのビザ手配の手続きなどを相談しましょう。
ビザを取るために必要な書類などが多くあります。
戸籍抄本など日本に帰らなくては取れないものもありますので、この時点でエージェントに相談しておくといいですよ。
人脈を広げましょう。
ローカルの人はもちろん、在住者ともつながっておくと、今後の移住生活にすごく役に立ちます。
自分が住みたいという土地を中心に、多くの人脈を広げるようにしておきましょう。
また、居住を考えているエリアにすでに住んでいる外国人、できたら日本人に住み心地を聞いてみましょう。
特に、夜の騒音やお祭り時の協力要請、そしてバンジャールの外国人に対する対応です。
場合によっては、居住エリアを再考しなくてはいけなくなるかもしれません。
家探しの時に忘れてはいけないのがバンジャール(町内会)の対応調査。
バンジャール調査がなぜ大切なのかを以下のページで詳しく解説しています。
バリ島家探しバンジャール調査も忘れずに
ロングステイビザを使って本格移住の準備を使用
プチ移住で準備が整ったら、いったん日本に帰国し、日本側の準備を行い、いよいよ移住となります。
ただ、いきなりリタイアメントビザは取れません。
まずはロングステイビザ(B211Aビザ)を取得して、移住をしましょう。
なぜいきなりリタイアメントビザが取れないのか?
リタイアメントビザを取得するには、家の賃貸契約書やスタッフ(お手伝いさん)の雇用契約書など、バリ島に来ていないと取得できない書類があります。
また、リタイアメントビザはバリ島のビザ会社でなければ申請ができません。
このような理由から、まずはロングステイビザを取得しバリ島に渡航してから、バリ島でリタイアメントビザを取得します。
ロングステイビザはリタイアメントビザへの書き換えができますから、また日本に戻ってビザを取得してという必要はありません。
そのままリタイアメントビザに移行できます。
ロングステイビザはどうやって取るのか?
ロングステイビザも、バリ島のビザエージェントでなくては取得ができないようになっています。
ですので、プチ移住期間にビザエージェントと繋がりを作り、そのエージェントにロングステイビザを依頼しましょう。
VOAビザは書き換えはできませんので、エージェントにロングステイビザ取得を依頼したら、いったん日本に戻り、日本側での準備を進めておきます。
ロングステイビザは取得できたらエージェントからE-Mailで送られてくるので、ビザをもってバリ島に渡航します。
ロングステイビザの取得方法は以下のページに詳しく解説しているので参考にしてください。
バリ島ロングステイビザ取得方法
ロングステイビザ期間にやるべきこと
ロングステイビザは60日間滞在ができます。
その間に、家を決めたり、お手伝いさんを決めたりしなくてはいけません。
それらが決まったら、ビザエージェントに依頼してリタイアメントビザを取得します。
リタイアメントビザは1~2か月程度で取得できます。
万一ロングステイビザ期間の60日以内にリタイアメントビザが取得できなければ、ロングステイビザを延長しましょう。
ロングステイビザは最長で180日間、滞在が可能です。
リタイアメントビザの取得方法は以下のページで詳しく解説しておりますので、参考にしてください。
バリ島リタイアメントビザ取得方法
ロングステイビザでの渡航
ロングステイビザでの渡航ですが、ビザがあればVOAを取る必要はありません。
また、航空券も日本からバリ島への片道航空券で大丈夫です。
日本のチェックインカウンターやバリ島の入国審査でビザの有無を聞かれますので、ビザエージェントから送られてきたロングs手いビザを提示すればOKです。
なお、ビザはPDFファイルで送られてきますが、必ずA4サイズにプリントアウトしておいてください。
リタイアメントビザを取得し本格移住をしよう
リタイアメントビザが降りたら、いよいよ本格移住のスタートです。
本格移住を始めるにあたり、何点かやるべきことがあります。
KIATSを取得する
ビザだけでは、長期滞在はできません。
必ずKITAS(居住許可)の取得が必要です。
KIATSを取得して初めて1年間の滞在が認められます。
KITAS申請ですが、ビザとKITASはセットなのでビザエージェントにビザ取得を依頼したら、必ずKITAS申請も行います。
ですので、自分で何かするということはなく、エージェントの指示に従うだけで大丈夫です。
KITASの取得方法の詳細は以下のページをご覧ください。
インドネシアKITASの取得・延長方法
SKTTを取得する
KITASを取得したら、SKTTも取得します。
SKTTとは外国人住民登録。
日本でいう住民票に近いものです。
SKTTは滞在エリアの住民課に申請して取得します。
必要書類をそろえて提出すれだけの簡単な作業です。
エージェントによってはこのSKTT取得まで行ってくれるところがあるので、エージェントに確認してみましょう。
SKTTの取得方法の詳細は以下のページにて詳しく紹介しております。
インドネシアSKTTの申請・取得方法
在留届けを提出する
バリ島に長期滞在を始めたら、必ず領事館に在留届を提出します。
旅行者で滞在する場合はたびレジを提出しますが、長期滞在時は在留届けになります。
たびレジも在留届もオンラインで簡単に届け出することができます。
在留届を提出しておけば、自然災害や暴動、紛争などの危険情報などを定期的に受け取れますし、有事の際は対応してくれますので、必ず届け出るようにしましょう。
在留届やたびレジの詳細は以下のページをご覧ください。
「在留届」をご存じですか?外務省
在留届・たびレジのオンライン申請サイト
在デンパサール日本総領事館
バリ島移住ロードマップのまとめ
バリ島など海外に移住する際、大切なのはその土地を知ることです。
よくわからないまま移住をし、その後トラブルなどが起き志半ばで帰国した方もたくさんいます。
このような悲劇を起こさないためにも、いきなり移住をせず、観光、プチ移住、ロングステイ、移住という段階を踏み。移住先が本当に自分に合っているのかを確認する必要があります。
焦らず、一歩ずつ進んでいく事が大切です。
ゆっくりと、着実に移住に向かっていきましょう。