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バリ島ビザの種類と取得方法【2025年最新情報】

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この記事ではバリ島に滞在するためのビザについて、その種類や取得条件、取得方法を紹介しています。
ビザは査証といって自国以外に国、地域に入国するために必要なものですが、入国、滞在目的により多くのビザ種類があります。
インドネシア・バリ島に渡航する際、自分はどんなビザを用意しなくてはいけないか、迷っている方はこの記事を参考に適正なビザをご用意ください。

入国ビザとは、外国人がその国に入国する際必要ないわゆる入国許可です。
2025年3月現在、インドネシア・バリ島に入国するITAS・ITAP(居住許可)がないすべての外国人はビザの取得が義務付けられています。

ただ、ビザには多くの種類があり、海外旅行をするとき以外はまず使わないので、どれを取得すればいいのか、よくわからないですよね。

そこでこの記事ではインドネシア・バリ島に入国・滞在するための代表的なビザの、概要と取得条件や取得方法についてわかりやすく説明します。

この記事を読んでいただければ、自分はどんなビザを取得しなければいけないかが理解できます。
ビザについては多くの情報が氾濫しよく理解できない、またいきなりエージェントに頼みに行くのも不安があるという方は、ぜひこの記事を最後までご覧ください。

今回の内容をYouTubeでも公開しています。
通勤途中とかランチタイムなどに気軽にご覧ください。

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ビザ手配も含めて、バリ島への移住、長期滞在に必要な手続き、準備について以下記事で時系列で説明しております。
将来バリ島に移住、長期滞在を計画されている方はぜひご一読ください

バリ島移住方法!手続きや準備名を時系列で解説

観光用ビザ(VOAビザ)

入国用のビザの中で、最も簡単に取得できるのがVOA(Visa on Arrival/到着ビザ)と呼ばれるビザで、観光ビザと言っている方もいます。
このビザは観光や親せき訪問などの目的で30日以内の滞在ができますが、就労はできません。

外国人観光客が観光目的で入国する場合は、このビザを取得します。

VOAの取得条件

VOAを取得するには以下の条件をクリアする必要があります。

  • 入国時に有効期限が60日以上残っているパスポートを所有していること
  • 帰国するための航空チケットもしくは船舶チケットなどを所有していること

VOAの取得方法

VOAの取得は簡単です。
空港の入国審査会場入り口にある「Visa on Arival」と書かれた窓口に帰りのチケットとパスポートを出すだけ。
ビザ料金はRp500,000+手数料ですが、日本円、米ドル、ユーロでもクレジットカードでも支払えます。
外貨支払いの場合、レートによって外貨金額が変わりますし、おつりが現地通貨で渡されることがありますので、クレジットカードでの支払いがおススメです。
VISA,Master,JCB,Amexが使えます。

また2022年12月からはオンラインでこのVOAを取得できるe-VOAという制度もスタートしました。
このe-VOAの取得方法は以下のブログで詳しく紹介しておりますので、興味のある方は是非ご覧ください。
e-VOA取得方法|南国うまうま日記

このVOAを取得しただけでは30日間しか滞在できません
その為、入国後30日以内にデンパサールまたはジンバランにある入国管理事務所に出向き延長手続きを行います。
延長手続きを行った場合のビザ期限は60日間。
入国後60日まで滞在が可能になります。
2024年からはこの延長手続きがオンラインでできるようになりました。
オンライン延長方法は以下のブログで解説しています。
VOAオンライン延長方法|南国うまうま日記

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バリ島観光ビザおよびビザ免除での入国は現在できませんが、将来バリ島に観光旅行に行きたい、観光ビザで滞在したいという方。
バリ島観光ビザについて別記事でより具体的な取得方法などを解説しておりますので、ぜひご覧ください

バリ島観光ビザの取得・延長方法

ビザ免除制度について

2019年以前、観光目的の場合、このVOAビザの取得が不要でした。(ビザ免除制度)

しかし、2023年1月現在ビザ免除制度は休止となり、観光目的での入国はVOA取得が必要となっています。

ロングステイ用ビザ(訪問ビザ)

長期間あるいは複数回の入国・滞在をされるのなら、訪問ビザやビジタービザ(VISA Kunjungan)と言われるロングステイ用ビザの取得が良いでしょう。
このロングステイ用ビザはC1~C22(シングルビザ)、D1~D17(マルチプルビザ)と2種類あります。
また、このビザではインドネシア国内での就労(国内で報酬の受け取りがあるような労働)はできません。

シングルビザ(C1~C22)

シングルビザとは、1回しか使えないビザでこのビザを使って入国した場合、ビザの有効期限内であっても海外へ出国した時点でこのビザを使うことはできなくなります。
再度入国する場合は、またビザを取得しなくてはいけません。

シングルビザは取得したら60日間までインドネシア国内に滞在することができます。
60日の期限が来る前に移民局事務所にて手続きをすればさらに60日の延長が可能。
この延長手続きは2回できますので、最初の60日間と合わせて最長180日間の滞在が可能です。

入国、滞在目的により、C1~C22と多くの種類があります。

マルチプルビザ(D1~D17)

このマルチプルビザは、取得してから1年間の間なら、何度でも使えるビザです。
シングルビザは再入国はできませんが、このマルチプルビザは再入国が可能。
つまり出入国が自由なので、何度もインドネシアを訪れる方には便利なビザです。

ただし、1度の滞在は60日が限度。
60日経過する前に出国しなくてはい行けません。
また、この1度の滞在期間は延長することはできません。

このビザも入国、滞在目的によってD1~D17と多くの種類があります。

ロングステイ用ビザの取得方法

ロングステイ用のビザの取得は、オンラインで行うことができます。
ただし、ビザ申請には事前に認可を受けたスポンサーが必要なので、実際はバリ島のビザエージェントに依頼することになります。

このロングステイ用ビザの詳細や取得方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
バリ島ロングステイ用ビザの取得方法
ロングステイに興味のある方はぜひご一読ください。

移住用ビザ(ITAS取得ビザ)

移住用ビザは一時滞在ビザや限定居住ビザ(VISA Tinggal Terbatas)と言われ、入国後ITAS(暫時居住許可)を取ることにより1年間滞在ができるビザです。
このビザには主に次のような種類のビザがあります。

  • 就労ビザ(E23ビザ)
  • 投資家ビザ(E28Aビザ)
  • 学生ビザ(E30ビザ)
  • 婚姻ビザ(E31Aビザ)
  • 家族ビザ(E31Bビザ)
  • リモートワークビザ(E33Gビザ)

このビザは、訪問ビザ同様、オンラインにて取得します
ただし、ビザ申請前に関係部署からの推薦状や証明書などを取得しなくてはいけません。

このように取得手続きが大変複雑で、申請書類も多いことから、ほとんどの方は専門のエージェントに取得を依頼しております。
エージェントに依頼した場合は、手数料からすべて込みで15万円程度の費用が掛かります。

以下、各ビザの概要と申請に必要な要件を説明いたします。

就労ビザ(E23ビザ)

インドネシア国内での就労を目的とした滞在用のビザです。
国内で労働により報酬を得るには、このビザが必要となります。

ビザ取得の条件として、事前に労働省から労働許可を取得しなくてはいけません。
また、労働許可を取るうえで外国人雇用保証金(DPK-TKA) $1200の支払いも必要です。

なおインドネシアは外国人の個人事業を認めておりませんので、労働許可並びに就労ビザを取得するためには、インドネシア籍の企業への就職が必須条件です。

この就労ビザですが、取得するのに2か月近くかかります。なぜこんなに時間がかかるのか?それはビザ申請前に労働許可など多くに手続きがあるから。それら手続きと取得時間などについて詳しく説明します。
バリ島就労ビザ取得方法

投資家ビザ(E28Aビザ)

この投資家ビザはインドネシア国内で会社を立ち上げビジネスをする方向けのビザです。

原則このビザでの就労は認められておりませんが、会社の経営に関する業務を遂行することはできます。
どこまでの仕事ができるかは、明確な基準がなく、業種によっても様々なのでビザエージェントを通じて移民局に確認することが大切です。

あまり日本語での解説記事がない投資家ビザですが、インドネシア国内で起業や事業展開をしたいという方には必要なビザです。
この投資家ビザについてまとめてみました
インドネシア・バリ島の投資家ビザについて

学生ビザ(E30ビザ)

インドネシア国内の教育機関への留学を目的とした滞在用ビザです。
留学期間により、1年ビザと2年ビザがあります。

ビザ取得の条件として、事前に教育省からの推薦状が必要です。
一時期は大学と特別に認められた学校への留学しか認められておりませんでしたが、2025年3月現在、私立の小中高校への留学でも可能となりました。

またこのビザでの就労は認められておりません
アルバイトもできません。

婚姻ビザ(E31Aビザ)

インドネシア人と結婚した外国人向けのビザです。

ビザ取得には、結婚証明などが必要になりますが、手続きはほかのビザに比べそれほど難しくなく、また結婚相手がスポンサーとなるためエージェントを使わず自分たちだけで取得される方が多いです。

原則、婚姻ビザでの就労は禁止されていますが、結婚相手のビジネスと手伝う場合は特例として認められています。
ただし、その場合でも給料の受領はできません。

家族ビザ(E31Bビザ)

就労ビザなどによりインドネシア国内に滞在する外国人に帯同する家族が、一緒にインドネシア国内で暮らすためのビザです。

このビザの取得には、婚姻証明書、出生証明書、家族証明書等の書類(日本人の場合は戸籍謄本)が必要になります。
原則、このビザでの就労は認められておりません。

リタイアメントビザについて

60歳を超えた外国人が、インドネシア国内でリタイアメント生活を送るためのビザです。
リタイアメント生活者ですので、このビザで就労はできません。

ビザ取得に際し資格のある旅行会社がスポンサーにならなくてはいけません。
スポンサー資格のある旅行会社の多くはビザエージェントと提携しているか、エージェント業を行っているので、ビザ取得はエージェントに依頼しなくてはいけません。

リタイアメントビザを取得するには以下の条件があります。

  • 60歳以上であること
  • $1500/月以上の年金収入の証明または預金証明
  • 健康保険への加入
  • $35,000以上の住宅物件の購入もしくは$500以上の家賃の賃借契約
  • 2名以上のスタッフの雇用

リタイアメントビザの詳細・取得方法は以下の記事で詳しく解説しております
バリ島リタイアメントビザの取得方法

このリタイアメントビザは、将来的にゴールデンビザカテゴリーのシルバーヘアービザ(E33Cビザ)に移行されます。
ただ、いつ移行するかはまだ決まっていないそう。
もし、シルバーヘアービザに移行すると、ビザ取得に多額の資金が必要になるので、リタイアメントビザ取得を考えられている方は早めに取得することをお勧めします。

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バリ島に長期滞在するにはビザを取得するだけだ無くITASという居住許可を取得する必要があります。
このITASについては以下の記事に詳しく説明を載せております。

ITASの取得と延長方法

ゴールデンビザ

ゴールデンビザとは、インドネシア国家経済を支えるために外国人がインドネシア領土内に入国し5年及び10年間滞在できるように与えられる移民促進ビザ絵制度の事。
簡単にいうと、多額の投資、預金をした外国人にその見返りとして長期滞在できるビザを与えるという制度です。

このゴールデンビザには取得目的などにより数種類のビザがありますが、その中で代表的なビザを紹介します。

E28B投資家ビザ(会社設立を伴う個人投資)

インドネシア国内に会社を設立し、それを経営する人のためのビザ。
E28Aの投資家ビザと内容は似ていますが、投資金額などのハードルが高くなっており、その代わり5年、10年といった長期滞在ができるビザが与えられます。

取得条件

  • 国外企業の株式所有証明
  • 売上高証明
  • 会社設立の誓約書
  • USD5,000以上の生活費証明

E28C投資家ビザ(会社設立を伴なわない個人投資)

インドネシア国内の上場会社に多額の投資をする外国人のためのビザ

取得条件

  • USD350,000以上のインドネシア国債の購入
  • USD350,000相当以上のインドネシアの上場企業の株購入
  • USD5,000以上の生活費証明

E28D投資家ビザ(取締役もしくはBOC)

インドネシア国内に設立する会社の取締役やBOC(コミッショナー会役員)のためのビザ

取得条件

  • 海外での売り上げUSD100,000以上
  • USD5,000以上の生活費証明

E33セカンドホームビザ

インドネシア国営銀行(BCA,BNI,BRI,Mandiri)に多額の預金もしくは高額な不動産を購入した外国人のビザ

取得条件

  • 国営銀行にUSD130,000以上の預金
  • インドネシア国内でUSD1,000,000以上の不動産購入
  • USD5,000以上の生活費証明

セカンドホームビザについては以下の記事でより詳しい紹介をしています。
バリ島セカンドホームビザ

E33Eシルバーヘアービザ

インドネシア国内でリタイアメント後の余生を過ごす外国人のためのビザ

取得条件

  • 60歳以上
  • 国営銀行にUSD50,000以上の預金
  • USD2,000以上の生活費証明

現在のリタイアメントビザは将来的にこのシルバーヘアービザに移行されるとのことです。
ただし、いつ移行されるかはまだ正式に発表されておりません。

その他のゴールデンビザ

その他のゴールデンビザについて、名称のみ紹介します。

  • E32A:元インドネシア国民のためのビザ
  • E32B:元インドネシア国民の子孫のためのビザ
  • E33A:政府に招待されたタレント(有能者)のビザ
  • E33B:政府に協力する人のビザ
  • E33C:政府から招待された人のビザ

ゴールデンビザ取得の手順

このゴールデンビザ取得の手順を紹介します。

  1. オンラインにてビザ申請
  2. 申請後4営業日以内に取得承認
  3. ビザ発給(PDFファイル)
  4. インドネシアに入国
  5. ITAS(居住許可)取得
  6. コミットメントの実行
  7. 保証評価

コミットメントと保証評価とは?
ゴールデンビザは多額の投資、預金をすることが条件ですが、ビザ取得前は銀行口座がない人がほとんどで、預金や投資ができません。
そのため、ビザ申請時には取得後の預金、投資を約束する誓約書を提出
そしてビザ、ITASを取得したら、誓約書にある預金、投資を実行(コミットメント)します。

また、このコミットメントが確実に行われているかを評価するのが保証評価。
オンラインを通じて預金証明や投資証明(株保有証明など)の提出が義務つけられています。

この保証制度は毎年行われ、もしコミットメントが不履行だった場合はビザが取り上げられてしまいます。

バリ島ビザ2025年最新の状況

2023年1月時点では、観光目的によるビザ免除制度は休止中です。
観光目的での短期滞在は、到着した空港でVOA(到着ビザ)を取得もしくはオンラインで申請取得(e-VOA)しなくてはいけません。
VOAの取得費用はRp500.000⁺手数料で、30日間の滞在が可能。
また、入国後延長手続きを取れば最長60日間の滞在が可能です。

60日以上の滞在はロングステイ用ビザの取得が必要で、このビザを取得すれば180日間の滞在が可能。
いくつかのビザエージェントでは、スポンサーの手配を含めやビザ手配を行っております。
費用はRp4,000,000~8,000,000(約4~8万円)が相場。
(ビザエージェントの紹介については問い合わせ画面よりお問い合わせください)

家族ビザ、就労ビザ、投資家ビザといった一時滞在ビザについては、通常通り取得ができます。
ビザエージェントにお問い合わせください。

バリ島ビザのまとめ

今回はバリ島のビザについて概略説明をさせていただきました。
ビザは滞在期間や目的により、様々な種類があり、また取得方法も様々です。
ビザ申請や取得は個人でも可能ですが、初めて取得するのでしたらエージェントに依頼したほうがスムーズで確実です。

エージェントというと、法外な手数料を取ったり、怪しげな方法でトラブルの元と思われる方もいますが、キチンとしたエージェントならそのような心配はありません。
在住者などに信用のおけるエージェントを紹介してもらい、そこを使われることをおススメします。

参考サイト

今回の記事執筆において以下サイトの情報を参考にさせて頂きました

バリ島入国管理事務所(VISA情報)

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